立花課長は今日も不機嫌
そういえば、立花さんと会うのはいつか、沙月にしつこく聞かれたっけ。
でも、ここへ帰ってくるのが立花さんだけだったら、一体どうしたんだろう。
「俺が提案したんです。みんなでお祝いしようって。物騒な事件の後だからパーッと盛大にしたくて、良樹さんに相談しにブルースカイへ行ったんです」
入江くんが今日半休を取っていたのは、このためだったのだ。
良樹さんのことは苦手っぽかったはずなのに。
グラスに注がれたビール。
立花さんにはウーロン茶が配られた。
「はーい、それじゃ、みなさんご一緒に。かんぱーい」
良樹さんの合図で、ひとまずグラスを合わせた。
「あ、あの、杏奈さん……僕までお邪魔しちゃってすみませんでした……」
申し訳なさそうに、岩瀬さんが頭を下げる。