秘密の記憶は恋の契約
私の身体を気遣って?

それとも、昨日合コンに行った私を、責めるつもりで言ったこと?


(・・・わからないよ・・・)


完全に、嫌われてると思っているのに。

「美咲」と呼んだ彼のココロに、私はまだ、甘い期待をしてしまう。


(呼び止めたとき、本当はなんて言おうとしたのかな・・・)


触れられた腕に、彼の体温を思い出す。

どれだけ考えても、綾部くんの気持ちなんてわかるはずもないけれど。

それでも私の胸はいつまでも、切ない痛みを感じていた。












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