秘密の記憶は恋の契約
同期の上司なんて、綾部くんしかいない。

いろいろ説明するのが面倒になった私は、素直に「はい」と頷いた。

「うーん・・・。でも、夕飯は絶対に食べるでしょ?飲みに行こうってわけじゃないし、家で食べるか外で食べるかの違いだよ」

「いや・・・でも」

「いいから。行こ行こ。綾部くんになんか言われたら、私が責任とったげるから」


(ええー・・・)


大丈夫かな・・・とちょっと心配になったりもしたけれど、捕獲した私をズリズリと引きずる金田さんには、抗う余地がなさそうで。

私はそのまま身を任せ、金田さんとともに夕食に出かけた。







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