秘密の記憶は恋の契約
「ごめん。ちょっと・・・予定があって」
今日に限って。
私は、先ほど交わしたばかりの山崎さんとの約束を、しなければよかったと思わず後悔してしまう。
「・・・そっか・・・じゃあ、また今度な」
「うん・・・ごめんね」
「いや」と言って視線をそらすと、綾部くんは席に座ってパソコンを操作し始めた。
(ん?)
「仕事、まだ何か残ってるの?」
「いや、確認したいことがあるだけ。見たらすぐに帰るから」
「そっか・・・」
なんとなく、帰るのが名残惜しくなったけど、約束の時間も迫っているし、綾部くんを待つのも気まずい。
「じゃあ・・・お先に」
「ああ」
彼が軽く右手を上げた。
私は少しだけ笑顔を見せて、そのままフロアを後にした。
今日に限って。
私は、先ほど交わしたばかりの山崎さんとの約束を、しなければよかったと思わず後悔してしまう。
「・・・そっか・・・じゃあ、また今度な」
「うん・・・ごめんね」
「いや」と言って視線をそらすと、綾部くんは席に座ってパソコンを操作し始めた。
(ん?)
「仕事、まだ何か残ってるの?」
「いや、確認したいことがあるだけ。見たらすぐに帰るから」
「そっか・・・」
なんとなく、帰るのが名残惜しくなったけど、約束の時間も迫っているし、綾部くんを待つのも気まずい。
「じゃあ・・・お先に」
「ああ」
彼が軽く右手を上げた。
私は少しだけ笑顔を見せて、そのままフロアを後にした。