秘密の記憶は恋の契約
「・・・できるじゃん」

ご褒美のように、彼は私の頬を優しく撫でた。

甘く微笑む彼の瞳に、私の身体中の温度が、ぐんと上がったような気がした。

「でも・・・いいよ、これで十分。いっぱいいっぱいって顔してる」

そう言って笑うと、彼は起き上がるように体勢を変え、私の上に跨った。

気付いたら、それは、いつもと同じ光景で。

私が真上を見上げると、彼は私にキスをした。

「こっちが落ち着く?」

「・・・うん」

「そうだな。じゃあ、クリスマス本番はもう少しがんばってもらいたいけど・・・」

言いながら、彼の指が私の素肌に触れていく。

耳元にキスを受けると、彼の低い声が震えるように甘く響いた。

「今日はとりあえず、安心してオレに襲われろ」

私の好きな彼の声。

この言葉には逆らえない。

私はゆっくり目を閉じて、彼の背中に腕を回した。




*   *   *   E N D   *   *   *








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