秘密の記憶は恋の契約
遅ればせながら私と綾部くんもそれぞれ名刺を手渡すと、「よろしくお願いします」と頭を下げて、4人そろって椅子に座った。
「ふふっ。恭一の名刺をもらえるなんて、思わなかったな」
綾部くんの名刺を、嬉しそうに両手で握る佐々木さん。
彼女の口から出た二度目の「恭一」という呼び方に、私の耳は嫌でも反応してしまう。
「・・・すみません。苗字でお願いできますか」
「あっ・・・ごめんなさい。そうだよね」
硬い表情で語る綾部くんに、佐々木さんは手を口に当てて謝った。
(佐々木さんと綾部くんて・・・)
悶々としながらも、何も言えずにいる私。
けれど二人の関係に疑問を持ったのは、私だけではないようで。
「お知り合いですか?」
私を代弁するように、山崎さんが佐々木さんと綾部くんを交互に見つめて問いかける。
その質問にすばやく「うん」と頷くと、佐々木さんはにこっと笑って口を開いた。
「元カレなの」
「えっ!?」
私と山崎さんは、二人同時にすっとんきょうな声を出す。
そんな予感はしていたけれど。
あまりにも直球な発言に、私もだけど、山崎さんも驚いているようだった。
「ふふっ。恭一の名刺をもらえるなんて、思わなかったな」
綾部くんの名刺を、嬉しそうに両手で握る佐々木さん。
彼女の口から出た二度目の「恭一」という呼び方に、私の耳は嫌でも反応してしまう。
「・・・すみません。苗字でお願いできますか」
「あっ・・・ごめんなさい。そうだよね」
硬い表情で語る綾部くんに、佐々木さんは手を口に当てて謝った。
(佐々木さんと綾部くんて・・・)
悶々としながらも、何も言えずにいる私。
けれど二人の関係に疑問を持ったのは、私だけではないようで。
「お知り合いですか?」
私を代弁するように、山崎さんが佐々木さんと綾部くんを交互に見つめて問いかける。
その質問にすばやく「うん」と頷くと、佐々木さんはにこっと笑って口を開いた。
「元カレなの」
「えっ!?」
私と山崎さんは、二人同時にすっとんきょうな声を出す。
そんな予感はしていたけれど。
あまりにも直球な発言に、私もだけど、山崎さんも驚いているようだった。