最高の恋の見つけ方
おなかすいた



俺もすいた



何か、食べようか?


スマホの画面を凝視する私。家に帰りたくないよ。



いまどこ?


xx駅の前のxx本屋のあたり



30分待ってて




どうしよう、純が来ちゃうよ。でも嫌だって、いえない。帰りたくないんだもん。


雨が、またぱらぱらと降り出した。傘を広げて、本屋の前でぼんやり待つ私。



純は、車で迎えに来てくれた。私の目の前に現れた彼は、デニムにネイビーのニットと、白のインナーを着ていた。



そっと、助手席のドアを開けて、濡れるから、早く乗って、と彼は言った。




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