願う場所、望む奇跡
だから、バカなんだ。
自分が主導権握ったつもりで、最後ひっくり返されたことに気づかない。
まぁ、扱いやすくて助かるけど。
「話しはコレだけ?」
「うんっ、そうだよぉ」
「じゃあ、教室に戻る。あ、あと、バラしたら終了だから」
最後に念を押しといた。
バカだから、なんかの拍子にバラしそうなんだよな。
「大丈夫だよ。携帯にしか入っていないし、誰かに送らない限り大丈夫」
自信満々に言うけど、墓穴を掘ってしまったことに気づいていない。
自分で携帯にしかデータが入っていないとバラした。
俺がそれを削除するかもって頭はないんだ。
まぁ、いいや。
ある場所は分かったから。
あとは、隙を見て削除するだけ。
俺は、ニヤリと笑って教室を出る。
「義哉くん、もう授業始まっているよ。サボろうよ」
俺の腕を掴みながらそう言う。