願う場所、望む奇跡
1度意識を失い、取り戻したあと、押し問答の末一緒にお風呂に入った。
そこでまた求められ、ぐったりした状態で夕飯を食べた。
その後、布団に入り、ようやくゆっくりすることが出来た。
「夏希、そのままでいいから話していい?」
私が寝転んでいる近くまで来て、真剣な表情で言う。
その表情を見たら、寝転んでいる場合じゃない。
そう思って、起き上がる。
「いいよ、寝てて。体、キツイでしょ?」
その言葉でさっきのことを思い出し、体中が熱くなる。
それを隠すように、布団に潜り込んだ。
そんな私を見てか、笑い声が聞こえる。
やっぱり、余裕がある。
初めてなんて言っていたけど、とてもそうは思えなかった。
何もかも手慣れた感じで、訳も分からないモノに嫉妬してしまう。
「とりあえず、顔だけ出してくれると嬉しいけど」
布団の中で丸まっている私を、布団越しに抱きしめる。
その温もりに包まれながら、ゆっくり顔を出す。