エチュード ~即興家族(アドリブファミリー)~
「お見舞い時間はマックス5分」と事前に言ったけど、結局善は、20分近く病室にいた。
私は腕時計をチラチラ見ながら、2・3度「もう時間よ」的な声かけをしようかと思った。
だけど、仲良くしゃべっている善と秀一郎を見ていたら、声をかけるのはしのびなくて・・・。
善にとっては、これが最初で最後の秀一郎との対面になるんだし。
でも、秀一郎が少し疲れた表情を見せたのを、善は見逃さず。
それを機に、善はやっと病室を出ることにした。
善は最後まで、秀一郎の姿を脳裏に焼きつけるように、じっと見ていた。
その姿に、父親としての愛情をひしひしと感じた私は、切ない気持ちでいっぱいになって・・・。
秀一郎に会わせたことは、善のためにも、やっぱりやめておくべきだったのかもしれないと思った。
「あの・・ありがと。秀一郎にプレゼントも持ってきてくれて」
「アキちゃん」
「はい?」
「話がある」
「何の」
「ここじゃあちょっと話せないような話」
確かにエレベーターの近くだと、人の行き来がある。
ってあぁもう!
善とかかわっちゃいけないのに・・・終わりにしなきゃいけないのに!
病院の敷地内にある、人気の少ない場所を見つけた私たちは、そこで「立ち話」をすることにした。
私は腕時計をチラチラ見ながら、2・3度「もう時間よ」的な声かけをしようかと思った。
だけど、仲良くしゃべっている善と秀一郎を見ていたら、声をかけるのはしのびなくて・・・。
善にとっては、これが最初で最後の秀一郎との対面になるんだし。
でも、秀一郎が少し疲れた表情を見せたのを、善は見逃さず。
それを機に、善はやっと病室を出ることにした。
善は最後まで、秀一郎の姿を脳裏に焼きつけるように、じっと見ていた。
その姿に、父親としての愛情をひしひしと感じた私は、切ない気持ちでいっぱいになって・・・。
秀一郎に会わせたことは、善のためにも、やっぱりやめておくべきだったのかもしれないと思った。
「あの・・ありがと。秀一郎にプレゼントも持ってきてくれて」
「アキちゃん」
「はい?」
「話がある」
「何の」
「ここじゃあちょっと話せないような話」
確かにエレベーターの近くだと、人の行き来がある。
ってあぁもう!
善とかかわっちゃいけないのに・・・終わりにしなきゃいけないのに!
病院の敷地内にある、人気の少ない場所を見つけた私たちは、そこで「立ち話」をすることにした。