HALF MOON STORY
昨日と同じ様に
電車に揺られ
会社に出勤した
昨日と同じ朝だった
いつもの様に
仕事を始めた
周りもいつもと同じ
それがなんだか嬉しいかった
けど
仕事はボロボロ
間違いばかりで
怒られてばかり
何より
ミスした自分が許せなかった
何とか
自分を取り繕い
昼の休憩に入った
お弁当を食べて
ハルにメールをする
忙しいみたいで
簡単な返事が返ってきただけ
だった
ちょっと残念な私
でも
それで気がつく
こんな時はいつも
ハルが私を励ますメールを
くれた
大丈夫だよ
今度は私が貴方を
励ましてあげよう
応援してるよとメールをする
貴方との思い出が
私をあたためる
元気に午後に迎えた
午後からは
眠さとの戦い
眠くならない様に
先輩がお喋りを始めた
近頃の話題は
私に彼氏をつくること
ハルの存在は
秘密だった
「明日、本社の営業の人が
来るんだよ
愛果さん、チャンスだよ」
そう言われ
今までは適当に
返事をしていた
でも
もう無理
私は
先輩と二人きりになった時
ハルのことを話した