銀座のホステスには、秘密がある
あかねママは遠い昔を思い出すかのように銀座のネオン群を見てる。
その横顔が寂しそう。
「元カレよ」
「えーーー!」
心臓が口から出そうなくらい驚いた。
「なんで、なんでそうなったの?」
「あたしにも分からないわよ。あの人が裏切って、気付いた時にはお店を持ってたのよ」
「……」
意味が分からない。
どこからどうなってそうなったのか。
「じゃ、元は男?」
「今更何言ってるの。どう見てもそうでしょ」
違う違う。
そうじゃなくて。
気持ちが元々は男?って聞きたかったのに。
「なんで女に?」
「……それあんたが言う?」
「……」
そうだけど、そうなんだけれども、アタシが聞きたかったのは、なんで男だったのに、突然女になったのかっていう。
だって、アタシの場合は元々違ってたから。
元々、違和感を感じてて、こっちの方がしっくりくるって言うか……
「置いてくわよ」
あかねママはそんなアタシの心の声なんかまるで無視で、颯爽と銀座の街に溶け込んでいく。
その横顔が寂しそう。
「元カレよ」
「えーーー!」
心臓が口から出そうなくらい驚いた。
「なんで、なんでそうなったの?」
「あたしにも分からないわよ。あの人が裏切って、気付いた時にはお店を持ってたのよ」
「……」
意味が分からない。
どこからどうなってそうなったのか。
「じゃ、元は男?」
「今更何言ってるの。どう見てもそうでしょ」
違う違う。
そうじゃなくて。
気持ちが元々は男?って聞きたかったのに。
「なんで女に?」
「……それあんたが言う?」
「……」
そうだけど、そうなんだけれども、アタシが聞きたかったのは、なんで男だったのに、突然女になったのかっていう。
だって、アタシの場合は元々違ってたから。
元々、違和感を感じてて、こっちの方がしっくりくるって言うか……
「置いてくわよ」
あかねママはそんなアタシの心の声なんかまるで無視で、颯爽と銀座の街に溶け込んでいく。