あと一歩の勇気を―君が全てを失ったあの日、僕らは一体何ができただろうか―
タピオカについて皮膚が焼けそうな弁をふるってくるのはいいのだが、もう少し周りを気にして欲しい。声のボリュームが尻上がりになって周りの目が少しだけ痛くなってきた。
「あー分かった分かった。後で聞くから、今は黙っとけ」
「なんかめんどくさそうだね」
「バカ。声がデカすぎるんだよ」
「へーい」
いつの間にか回ってきた順番に先ほど言っていた白いタピオカのマンゴージュースを頼んで受け取る。たかだか一杯頼んだくらいで四百円以上するのはいかがなものだろうか。
「秀どこ行きたい?」
「あぁ?別に、お前の好きなとこ行けばいいだろ」
「そっか」
「おう」