孤独の一匹狼


蘭「先程はありがとうございました」


あたしは黒髪の人の前で止まり、言った


そして、一礼をした


?「・・・」


顔を上げると綺麗な黒髪の人の顔を間近で見ることができた


その人の瞳は、澄んだ青色をしていた


綺麗、、、


あ、見惚れてる場合ではなかった


蘭「これ、どうぞ」


あたしは黒髪の人に絆創膏を上げた


?「え?」


黒髪の人の隣にいた、助けてくれた人が驚いた顔をしていた


あれ?


周りの人たち、気付いてないの?


あたしは受け取ってくれないので黒髪の人の左手に手を伸ばした


そして、少し触れたかと思ったら


パシンッ――――


手を振り払われた


え?


春「蘭!!?」


春陽は急いであたしの方に走って来て、すぐにあたしを抱いた


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