シークレットガール!【完】
飴ちゃんの力はスゴいんだからね!?
「志貴先輩!答えてください!飴に免じて!」
「もう意味分かんないーマジで分かんないー」
「はるるんに理解されるのも、こっちとしては心痛める」
「何それー。喧嘩お売りで?」
「いやいや、滅相もない。あたしは買う専門だ」
「何一丁前に不良みたいなこと言ってんのー似合わないってのー」
似合うとか、そんなんじゃない気がするのはあたしだけだろうか。
そう思ったとき、その音は突然鳴り始めた。
『グゲゲゲゲ、グゲ、グゲゲゲゲ、グゲゲゲゲ、グゲゲゲゲ、グゲゲゲゲゲゲ、グゲゲゲゲ』
「「…………………」」
あたしは突き刺さる視線を耐え、メールを開く。
「…………………」
…何で今それを送るのかな。ほんと。
嫌がらせ、それ以外これを何と言えばいいのだろうか。
今、楽しんでるじゃん。何で現実を突き付けるようなことするの。
「………美沙ちゃん?どうかした?」
…………………。
「…何もないよ」
うん、何もない。
気付かなかったと言えばいい。
「花火、見ましょっか」
「花火嫌いじゃないのー?」
「嫌いだけど。志貴先輩は好きっぽいから」
それを言った瞬間、彼の表情が曇った。
…気がしただけかもしれない。
だって、瞬きをしたら、いつものヘラヘラ笑みのはるるんだったから。
それに、さっきの発言ではるるんの気が損ねるようなことは言ってない。