シークレットガール!【完】
「お前、…………」
え、何々。何で志貴先輩まで呆れ顔!?
説明プリーズ!?ジャパニーズプリーズ!?
「美沙ちゃんってさー、男子トイレの中までついてくるわけなのー?」
「え?連れションというのはそういうものじゃないの?」
連れション。あぁ連れション。
みんな大好き連れションション。
あ、大好きは言い過ぎかも。
「晴。コイツには常識がない」
聞き捨てならんぞコノヤロー。
「志貴ーでも、この子常識がなさすぎじゃなーい?」
「ちょい待てぇえええ!!!どこが常識がないのか答えろやっ」
「……普通はね、トイレの前までじゃない?美沙ちゃん女の子だし」
「…………………」
え、美沙ちゃんまさかのミス?
え、てゆーか、そーいうものなの?
美沙ちゃんの女子高生指南書『ドキドキ今どき女子高生♡』(小説)では、主人公の美那と優衣ちゃん、トイレで好きな人の話をしてたけど!
それを連れションって言ってたんだけど!
え、騙されてたの?え、やば。怖。
「クレーマーになろっかな」
「うん。まず最初に常識を持ってからクレーマーになって」
「ちょいちょいー、はるるんママ、可愛い娘がクレーマーになってもいいのかい?」
「……バケモノな娘の間違えだろ」
「ちょいと待ちぃぃいいい!?え、何!?何ボソッと呟いてんですか!先輩!」
つーか、いつのネタだ!
前、バケモノって言われた気がするんですけど!
「ごほんっ」
いけないいけない。気を取り乱してしまった。
さっきの連れション事件を無かったことにしなければ。