タカラモノ~小さな恋物語~
「はぁーい、次は大ジャンプー!!」
イルカショーが始まり、元気なお姉さんとイルカたちがたくさんのパフォーマンスを見せてくれた。
「わぁ、すごい!」
イルカの見せるパフォーマンスに終始興奮気味の私。
イルカってこんなにも頭いいんだ。
私の考えていたことを見通すかのように、ケンは「ももてぃより頭いいかもな~」と笑って言った。
「えーひどい。」
「はははっ」
約20分のショーはあっという間に終わった。
「あ、ケン!お店にお土産買っていかない?」
「ん、いいな。」
イルカショーが終わり、私とケンはお土産ショップへと向かった。
「おいしそうなお菓子ないかなぁ?休憩室に置いておきたいね。」
「お、これは?」
可愛いイルカのイラストで梱包されたラングドシャのクッキー。
「あ、いいね!ていうか、家にも買って帰ろうっと。」
あと、ちはるにも小さな箱に入ったチョコレートクランチを買った。
「これもらう。」
「え?」
ケンは私の手から、ラングドシャの箱をすり取って、お会計へと向かった。
「え、なんで…」
「いいのいいの。」
「ご、ごめん…」
「なぁんで謝んだよ?俺、一応男の子ですから。これくらいはさせて?さすがにお土産全部は払うのは、ももてぃが許さないだろうからさ。」
「あ、当たり前です…!」
ケン、ありがとう。