MAHOU屋
岩城さんはレインさまに会釈すると、クッキーに手を伸ばし一口齧って「おいしい」と口元を緩めた。
それが桜のつぼみが開いたような柔らかい表情だったので、チヒロも我慢できなくなる。
「レインー、おかわりー! ざくざくしてて、おいちぃ」
目だけではなく、全身を太陽のように輝かせてソラは空皿をレインさまに向けている。
ソラは美味しいものだけ早く食べ終える。
「ごめん、もうないんだ」
聞くやいなや、ソラは夜のように表情を暗くしている。
「ソラ、ぼくのをあげるよ」
口をつけていない無傷のクッキー。
食べたい欲求があるけれど、岩城さんとソラの笑顔を見ているだけで、おなかがいっぱいになったような気がする。
「チヒロはもっと、我侭になると、いいと思う」
そう言いながらレインさまは「これはにぃにの分だよ」ソラの頭を撫でた。
ソラは昼寝をしている猫みたいに目を細めて、レインさまを見上げている。
「これ、板みたいな味だぞ」
うまくねーなとデビルが顔をしかめている。
それを岩城さんが「そんなことないです」と柔らかく否定している。
それが桜のつぼみが開いたような柔らかい表情だったので、チヒロも我慢できなくなる。
「レインー、おかわりー! ざくざくしてて、おいちぃ」
目だけではなく、全身を太陽のように輝かせてソラは空皿をレインさまに向けている。
ソラは美味しいものだけ早く食べ終える。
「ごめん、もうないんだ」
聞くやいなや、ソラは夜のように表情を暗くしている。
「ソラ、ぼくのをあげるよ」
口をつけていない無傷のクッキー。
食べたい欲求があるけれど、岩城さんとソラの笑顔を見ているだけで、おなかがいっぱいになったような気がする。
「チヒロはもっと、我侭になると、いいと思う」
そう言いながらレインさまは「これはにぃにの分だよ」ソラの頭を撫でた。
ソラは昼寝をしている猫みたいに目を細めて、レインさまを見上げている。
「これ、板みたいな味だぞ」
うまくねーなとデビルが顔をしかめている。
それを岩城さんが「そんなことないです」と柔らかく否定している。