海に咲く花〜あなたがいた記憶〜
『これからの人生なんて辛いことばかりだ。泣きたいことばかりだ。でも、そこで人生を終わらせることほどもったいないことはないね!だって君は君自身が閉じこもってる箱の外を見たことがあるかい?出ようと踏み出したことはあるかい?』

「…っ!!」

やはりこの少女には分かっていたんだ。僕が自殺を考えたこと、色んなことを諦めて全て投げ出そうとしていること、踏み出せていないこと…。

「僕は…強くなりたいです…。1歩踏み出してみたいです…っ!」

泣きそうになる声を押しだすように言った。

『そっか!じゃあ君は強くなれるよ。大丈夫。』

初めて会った少女に勝手にキレて泣いて自分でも訳がわからないけどでも…

「ありがとうございます!」
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