海に咲く花〜あなたがいた記憶〜
僕は屋上を飛び出した。
走って、走った。
変わりたい。変えたい。今の自分を。
ちゃんと言うんだ自分の意思でこんな子供っぽいことやめろってそんなことしても俺は屈しないぞって1歩踏み出して…っ!

そして、僕は教室に勢いよく扉を開けて入った。

「あぁ!?なんだ大空よぉっ!うるせぇぞっ!まだ邪魔だから入ってくんなよっ!!」

みんなの視線が刺さる。痛い。痛い。怖い…。

「僕が…っ!いたって別に誰にも迷惑かからないし…。」

言葉がうまく出ない。思ってることはたくさんあるのにまるで首をしめられてるみたいに苦しい。
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