海に咲く花〜あなたがいた記憶〜
「はぁっ!?大空のくせに口答えしてんじゃねええよっ!!みんな迷惑だよなぁ?」

そうしてイジメのリーダーがクラスのみんなを見る。みんなは無言で頷いた。

「っ!?」

正直失望したし、絶望した。
このクラスには誰ひとりとして僕を助ける気がある人間などいなかった。
全員自分のことしか考えてない奴らばかりだ。
俺が怒りに震えていたら後ろの方から女子のヒソヒソ話が聞こえた。

『もう反抗とかしないで欲しくない…?ウチらに飛び火するかもしれないじゃん…。』
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