気まぐれ猫系御曹司に振り回されて
透也が両肘を膝の上について、両手で顔を覆った。そうして指の間からチラリと凜香を見る。
「言っただろ、凜香のすべてが知りたいって」
「だからって……どういうことよ!」
凜香が立ち上がったとき、康人が足早に近づいてきた。心配そうに凜香に話しかける。
「凜香ちゃん、大丈夫?」
「あ、うん」
「知り合い……?」
康人に問われて、凜香は小さく息を吐いた。
「そう。会社の後輩」
「ああ、そうだったんだ! それはそれは。凜香ちゃんの義兄(あに)の塩田(しおた)康人です」
康人が礼儀正しく自己紹介するので、凜香は怒っているのが馬鹿らしくなって透也を紹介する。
「こちら同じ企画開発部の葛木透也くん」
「葛木です。よろしくお願いします」
「こちらこそ。いやあ、今日はまだそんなに暑くないですし、公園で遊ぶにはもってこいですよね~」
康人がパパ友にでも話しかけるようにニコニコ笑って続ける。
「よかったら一緒に弁当食べませんか?」
「えっ」
凜香は驚いて康人を見た。彼は凜香の驚きに気づく様子もなく言う。
「言っただろ、凜香のすべてが知りたいって」
「だからって……どういうことよ!」
凜香が立ち上がったとき、康人が足早に近づいてきた。心配そうに凜香に話しかける。
「凜香ちゃん、大丈夫?」
「あ、うん」
「知り合い……?」
康人に問われて、凜香は小さく息を吐いた。
「そう。会社の後輩」
「ああ、そうだったんだ! それはそれは。凜香ちゃんの義兄(あに)の塩田(しおた)康人です」
康人が礼儀正しく自己紹介するので、凜香は怒っているのが馬鹿らしくなって透也を紹介する。
「こちら同じ企画開発部の葛木透也くん」
「葛木です。よろしくお願いします」
「こちらこそ。いやあ、今日はまだそんなに暑くないですし、公園で遊ぶにはもってこいですよね~」
康人がパパ友にでも話しかけるようにニコニコ笑って続ける。
「よかったら一緒に弁当食べませんか?」
「えっ」
凜香は驚いて康人を見た。彼は凜香の驚きに気づく様子もなく言う。