気まぐれ猫系御曹司に振り回されて
透也が礼儀正しくお辞儀をし、その辺りに座っていたママさんたちの視線をさらった。
(まあ、確かに見た目はいいんだけどね……)
「凜香があんなに気にしてたのは、同じ会社の方だったからなのね」
涼香の言葉に凜香ははっきりと言う。
「違うわ。不審者じゃないかと思ってたの」
「まあ、凜香ったら。すみません、葛木さん、どうぞ座って」
涼香に勧められて透也が成実と康人の間に腰を下ろした。凜香はこれ以上透也に勝手なことをさせまいと、康人と透也の間に割り込んだ。それを見た成実が母親に言う。
「ママ、おばあちゃんに言わないといけないね」
「なんて?」
涼香に問われて、成実が無邪気に笑った。
「凜ちゃんにはちゃんといい人がいたよーって」
「〝いい人〟じゃなくて〝どうでもいい人〟だからねっ。そこんとこ、間違えないで」
凜香は思わず言っていたが、涼香が眉をひそめた。
「凜香ったらそんな言い方……」
「ごめん」
(まあ、確かに見た目はいいんだけどね……)
「凜香があんなに気にしてたのは、同じ会社の方だったからなのね」
涼香の言葉に凜香ははっきりと言う。
「違うわ。不審者じゃないかと思ってたの」
「まあ、凜香ったら。すみません、葛木さん、どうぞ座って」
涼香に勧められて透也が成実と康人の間に腰を下ろした。凜香はこれ以上透也に勝手なことをさせまいと、康人と透也の間に割り込んだ。それを見た成実が母親に言う。
「ママ、おばあちゃんに言わないといけないね」
「なんて?」
涼香に問われて、成実が無邪気に笑った。
「凜ちゃんにはちゃんといい人がいたよーって」
「〝いい人〟じゃなくて〝どうでもいい人〟だからねっ。そこんとこ、間違えないで」
凜香は思わず言っていたが、涼香が眉をひそめた。
「凜香ったらそんな言い方……」
「ごめん」