隣のあなた。
「広報の部長には話をつけてあるから、挨拶がてら行ってこい。水島さんはここに居たらいいよ」
社長は私を思っての事なのか
敦司さんに言う
「紗織、ちょっとだけ待ってて。迎えに来るまで、待っててね」
敦司さんは私の頭にポンとして出て行った。
社長と二人……気まずい。
その沈黙を破ったのは社長だった。
「まさか敦司が戻るなんて思ってもみなかったよ、ほんと……」
「君は学歴も資格もない……けど、何かあると思って採用したんだ……まぁ、それが敦司だったとは……」
社長は笑いながら話してくれた。