大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「断るなら、きちんと籍を入れるなり夫婦になってからの方がええで。
じゃないと断るだけじゃ意味あらへん」
キッパリと否定される。
「……。」
そう言われても…
チラッとアイツを見るとこちらを見てきた。
「らしいぜ?
お前次第だな…俺は、してやらん事もない」
ムカッ
「ちょっと何で上目線なのよ!?
あんたなんかと結婚なんてしないんだから」
逆にムキになって怒ってしまう。
どうもこのせいで…なかなか前に進まない。
別にアイツと結婚したくない訳じゃないんだけど…
「ハァッ…ダメだ。こりゃあ」
すみれと彩美は、溜め息を吐かれる。
ムスッと頬を膨らます私だった。
その後
ようやく自宅に帰るのが微妙な雰囲気のままだった。
何だか気まずい。
アイツは、ずっとムスッとしてるし
(何よ…そんなに不機嫌になる事ないじゃない)
呆れながら香月をリビングの床に座らす。
美桜と香月は、おもちゃで遊び始めた。
その間に私は、夕食の準備をすることに。