ねぇ、もう一度笑って??
・
チュンチュンと小鳥のさえずりが聞こえる。
...うるさいな。
「蓮ー!!!
早く起きなさーい!!」
母の声が聞こえ、パチっと目が覚めた。
支度を終え、家を出ると
高校2年時雨愛良(しぐれあいら)を見つけた。
「あ、蓮!!
おは〜!!!」
こいつは俺の隣の家でよく朝一緒に行く。
そして、唯一の未来の親友だ。
未来には劣るが、可愛くて、スポーツ万能、成績優秀と結構モテる方の奴だ。
「ねぇ、どうなの??」
また、その話か。
毎朝、毎朝同じ話しかしてない気がする。
「...全然だよ。」
学校に着くと、未来の姿を見つけた。
「未来、おはよ。
今日の課題やってきた??」
「あ、忘れた。
蓮、見して」
こいつめ...また忘れたのか。
何回目だよ。
「どうしよっかなぁ??
未来が俺にキスしたらいいよ??」
すると、未来はキッと俺を睨みつけ
「じゃあ、いいや。」
と言って時雨の所へ向かっていった。
「ごめんって...!!!」
俺は手を合わせて謝った。
未来ははぁ...とため息をつくと
はい、と言って俺にキスをした。
「ねぇ、見して??」
いきなりすぎで、はずいんだけど...。
未来って羞恥心ないのか??
「ほらよ」
俺が課題のノートを渡すと
「...これ違う。」
そう言って、返してきた。
「...は?
何言っとんじゃボケって...えええ
え!!!!」
俺が手に持ってたのは落書き用ノートだった。
「...蓮...ひどい。」
その後、先生に怒られたのは言うまでもない。