初愛
この怖いひと私を助けてくれたの???
「おい!!なにぽけーっとしてんだよ。」
というと怖い人はそっと私を降ろす。
ユカはあんまり関わったらダメって言ってたけど助けてもらったんだもんお礼ぐらい言わないと…それに悪い人じゃなさそう…
「あの…ありがとうございましたっ♪」
満面な笑みで感謝する
そうすると大きな手のひらで顔を隠す。私は何にも言わないので不安になって
「あの…」
「俺の名前はあのじゃねーよ…ハヤキ。」
「あっはい!!!私は志帆です♪」
「知ってるよ。テツから聞いた。」
「あっ!!先ほどはどうも…テツさんもありがとうございましたぁ♪」
「別にいいよん☆」
「あの…ハヤキさん??さっきすごいかっこよかったです♪ハヤキさんは怖い人だと思ってたけど王子様みたいでした☆」
「別に俺様が通う学校の悪口が聞こえたがら怒っただけだよ。」
ハヤキさんの顔は急に真っ赤になったきっとお礼を言われることになれていないんだろ…
「あっじゃあ私門限あるのでこの辺で、本当にありがとうございました☆学校のためでも私すごいうれしかったです!!!それじゃあハヤキさんテツさんさようなら!!」
ペコッと頭を下げると志帆ははしった。
「ハヤキ♪王子様みたいだって!!!!あれやっぱり俺のことかなぁ☆志帆ちゃんかわいい♪」
「テツ…あいつに手出すなよ。」
「ハヤキ……」


その会話を知りもしない志帆は家へと急ぐ。

この時志帆の中でハヤキは気になる存在になっていた…
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