笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
ちなみに今日、裕介は迎えに来ない。
サークルの飲み会があるそう。
そのことを告げる。

「そっかぁ。彼氏、陽泉と同じ年だけど、まだ大学生だもんね。
モテそうだけど、大丈夫 ?」
「…えっ?」
「彼のこと、狙ってる女の子とかいないの?」
「……………」
一瞬、前にコンビニであった裕介と女の子を思い出した。
…不安がよぎるが、
「…何度か会ったことあるけど、彼氏、陽泉のことが大好きみたいだから、そんな心配いらないんじゃない?」
佐々木くんの言葉にホッとする。

「なぁに?
そんなこと言ってていいの?佐々木くん」
「そうだよ、佐々木」
紗英ちゃん·小野くんが佐々木くんに言う。
平山くんも佐々木くんを見てニヤニヤ笑い、時々私の方も見る。
…なんだろう?

不思議に思っていると、トイレに行っていた戸田くんが、ちょっと興奮気味に戻ってきた。

「前の部屋、スゲェぞ!
カップルつうか…浮気っぽいけど、彼女の方が積極的に迫っててさ。
男の方は拒んでるみたいだけど、すぐにでもエッチが始まりそうだよ」

戸田くんの言葉に、
「何それ、面白そう!」
「えっ?マジで?」
「何歳くらいのカップルなの?」
小野くん·平山くん·紗英ちゃんがすかさず反応した。

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