イジワル婚約者と花嫁契約
そう思うと、急に今日一日が楽しみになってくる。
ドアの前で私の返事を待つお兄ちゃんに「急いで準備する」と伝え、支度を始めた。
「灯里!これなんかも似合うんじゃないか!?」
そして始まった久々の、お兄ちゃん曰く“デート”
子供の頃よく連れていってもらった水族館に行き、お兄ちゃんオススメのカフェでランチを済ませ、そして今はショッピングモールで買い物中なんだけど……。
「お兄ちゃん、もう充分だよ」
買い物を始めて二時間近く経つけれど、既に沢山の夏物の洋服やバッグ、サンダルを買ってもらった。
雑誌でよくやっている着回しコレクションがたくさんできるほど。
それなのにお兄ちゃんはまだ足りないと思っているのか、首を傾げる。
「なに言っているんだ。まだ全然買っていないじゃないか」
いやいやいや!もう充分すぎるほど買ってもらったし!
「ううん、もう充分だよ。それに沢山あってもそんな着こなせないし」
「そんなことないさ。どれを着ても似合うものばかりだし、なにより可愛いじゃないか」
「ちょっ、ちょっとお兄ちゃん声大きい!」
力説するお兄ちゃんの声のボリュームは大きくて、周囲にいる買い物客に丸聞こえ状態。
ドアの前で私の返事を待つお兄ちゃんに「急いで準備する」と伝え、支度を始めた。
「灯里!これなんかも似合うんじゃないか!?」
そして始まった久々の、お兄ちゃん曰く“デート”
子供の頃よく連れていってもらった水族館に行き、お兄ちゃんオススメのカフェでランチを済ませ、そして今はショッピングモールで買い物中なんだけど……。
「お兄ちゃん、もう充分だよ」
買い物を始めて二時間近く経つけれど、既に沢山の夏物の洋服やバッグ、サンダルを買ってもらった。
雑誌でよくやっている着回しコレクションがたくさんできるほど。
それなのにお兄ちゃんはまだ足りないと思っているのか、首を傾げる。
「なに言っているんだ。まだ全然買っていないじゃないか」
いやいやいや!もう充分すぎるほど買ってもらったし!
「ううん、もう充分だよ。それに沢山あってもそんな着こなせないし」
「そんなことないさ。どれを着ても似合うものばかりだし、なにより可愛いじゃないか」
「ちょっ、ちょっとお兄ちゃん声大きい!」
力説するお兄ちゃんの声のボリュームは大きくて、周囲にいる買い物客に丸聞こえ状態。