イジワル婚約者と花嫁契約
「なんだよ、せっかくだしちょっと話そう」
「え!?……いえ、仕事がありますから」
掴まれてしまった腕をやんわり外そうとするも、それは叶わず。
「俺がいいって言っているんだからいいんだ。それになんだ?その他人行儀な話し方は!今はふたりっきりなんだから、普段通りでいいんだぞ?」
「でも……」
それはさすがにちゃんと区別をつけるべきだと思うし。
お兄ちゃんはこの会社の代表という立場で、私は雇われている身。入社した時きちんと伝えたはずなんだけどな。
「最近俺が忙しくて灯里と一緒に過ごす時間もなかったし、少しくらいいいだろ?」
そう言うとお兄ちゃんは私の返事も聞かず、無理矢理ソファーに座らせた。
そして当然の如くお兄ちゃんも隣に座ってくる。
「珈琲ご馳走様。……あっ!ちょっと待ってろ。確か昨日貰い物のチョコレートがあったはず」
思い出したように慌ただしく立ち上がると、デスクの引き出しの中から高級感溢れる箱に入ったチョコレートを持ってきてくれた。
「え!?……いえ、仕事がありますから」
掴まれてしまった腕をやんわり外そうとするも、それは叶わず。
「俺がいいって言っているんだからいいんだ。それになんだ?その他人行儀な話し方は!今はふたりっきりなんだから、普段通りでいいんだぞ?」
「でも……」
それはさすがにちゃんと区別をつけるべきだと思うし。
お兄ちゃんはこの会社の代表という立場で、私は雇われている身。入社した時きちんと伝えたはずなんだけどな。
「最近俺が忙しくて灯里と一緒に過ごす時間もなかったし、少しくらいいいだろ?」
そう言うとお兄ちゃんは私の返事も聞かず、無理矢理ソファーに座らせた。
そして当然の如くお兄ちゃんも隣に座ってくる。
「珈琲ご馳走様。……あっ!ちょっと待ってろ。確か昨日貰い物のチョコレートがあったはず」
思い出したように慌ただしく立ち上がると、デスクの引き出しの中から高級感溢れる箱に入ったチョコレートを持ってきてくれた。