光の少女Ⅳ【神魔界編】


「・・・どうだ?」


持ち帰ってきた矢を持ち、意識を集中していた刹那が息をついて集中を解いたのを見て、風夜が問い掛ける。


「・・・ああ。大体の位置は掴めた。だが」

「何?何か問題あるの?」


そう言った琴音に刹那が頷く。


「・・・この矢から少しだが、俺と同じ力を感じた。恐らく花音がいる場所へ飛ばそうとすれば、妨害が入る」

「じゃあ、花音ちゃんの所へ行けないの?」

「近くには無理だ。もし飛ばすなら、少しでも力が薄くなっていて、術者に気付かれにくい場所。それに、あまり大勢は飛ばせない」

「なら、誰が行く?」

「・・・私が行く」


凍矢が聞くと、神蘭がすぐに言った。


「元々は私が残してきたせいだ。ちゃんと責任はとるよ。・・・鈴麗、龍牙、白夜、こっちは任せた」


そう言った神蘭に、三人は頷いた。
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