わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜



ガチャ、ギィ…バタン。


ガチャ、ギィ…バタン。



同じ音がずっと聞こえている。


1年5組の下駄箱…1年4組…3組…。


靴も、校内でいつも履いていて下駄箱において帰るはずのスリッパすらもない下駄箱。


それが余計に、私たちは異空間にいるんだって実感させている。


そして、1組にさしかかろうとしたとき。


「あ!芽衣!あったよ!!」

「えっ!本当!?」


後ろから望絵の声が聞こえて、私は振り向く。


3年生の下駄箱まで走ると、1つの下駄箱を覗く望絵の姿があった。


「ほらこれ!」


それは3年1組の下駄箱の1つだった。


中には、懐中電灯が1つ。


あと…紙切れが1枚。


「懐中電灯?
まぁ、明かりがないと困るから助かるけど」


それを手にとってスイッチを押すと、カチリと音がなって電気がつく。


きちんと電池は入っているし、壊れてもいないようだ。


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