婚約者はホスト!?①~永遠の愛を君に~

レンは私から花束を取り上げて、私を壁へと押さえつけた。

「な、何するんですか。やめて下さい」

「ねえ…俺と本気で付き合ってみない? 俺は拓哉みたいに不特定多数の客と金で寝たりしないから。プライベートでは君だけって約束するから」

レンは顔を寄せながら耳元で囁くように言った。

「けっこうです! もう放して!」

「じゃあ、キスでも試してみない? 絶対気に入ると思うよ。ね?」

クイッと顎を捕まれて、レンの顔が迫ってきた。

嫌っ!
目をギュッと閉じた瞬間、私の唇に誰かの手が当てられた。

< 77 / 87 >

この作品をシェア

pagetop