___Hate you.~ピリオドは君が~
「でもさ、その付き合ってた時間って、実穂にとって無駄なものだった?」
頭が、真っ白になった。
一瞬強く風でも吹いたのだろうか、カラスが驚いたように飛び立つ。
・・・・・・2羽、ばらばらの方向へ。
「・・・・・・じゃあ、私帰るね。また明日」
「うん、バイバイ」
静かに立ち去る佐奈の長い黒髪を見届けて、電気の灯っていない教室を見渡す。
木のタイルが埋め込まれた床。
それに合わない、プラスチックの机といす、そして教壇。
完璧じゃない掃除のせいで、うっすらと白と黄色を被った黒板。
窓には、誰かが付けた手形が残ってしまっている。
・・・・・・こうして、瑠依もここにいたら。