不順な恋の始め方


そして、その大波乱が起こるのではないかという私の予測は見事的中してしまい、今日の午前中の予定は、お姉さんである美羽さんと仁菜ちゃんとの話し合いになった。

昨日はあの後、美羽さんが仁菜ちゃんを迎えに来て、美羽さんとは挨拶を少しした程度で終わってしまったのだけれど……


「ごめんなあ、アイツ物好きやから」

「え、いえ……ちょっと緊張はしますけど……大丈夫です」



仁菜ちゃんはともかく、美羽さんは私達の事を反対しているわけではないようだった気がする。

でも、それにしても、譲のお姉さんと話し合いって……もう、さっきから足の震えが止まらない。


「今日は午前中ゆっくりして、飲み会の予定やったのに……ほんまにもう」


柚希とゆっくり出来へんやん、と私の肩に頭を乗せた譲に私の胸は更にドキドキと高鳴る

でも、これは、さっきまでとは違う胸の高鳴りで。さっきの緊張からくるドキドキよりも遥かに心地よかった。

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