罪づけ
「じゃあ……」
「ん?」
「じゃあもっと、余裕、なくさせて」
余計なこと、悲しいこと、考えないで済むように。
理性はどろどろと形をなくして、ただ感情のままに透吾のことだけを追えるように。
そしてあなたに好いてもらえるだけの、ただの私にして欲しい。
だから私の全てを、透吾が溶かして。
そんなこと考えているとは露知らず、透吾は私の言葉に煽られて、妖しく笑う。
こんな時にしか見ることのない、彼の表情。色っぽくて、なにかが薫ってきそうなほど。
その顔つきも、たまらなく好き。
「愛が悪いんだからな」
「ふ、ぁ、んんっ」
「もう止めてなんかやれないよ」
ぷつん、と小さな音を立ててブラのホックが外れる。何度されてもその突然の開放感には慣れない。
緩んだ胸元に視線が刺さって、手が伸びてきて、不安と期待で胸が騒ぐ。
髪を束ねていたクリップも奪われ、肌の上で髪が踊る。
「や、待って、ベッド、」
「やだ。待たない」
「と、とう、ご、っ」
「もう待てないよ……」
舐めては吸って。唇がわざと、甘く恥ずかしい音を立てる。
彼の指が体のあちこちに触れて、舌がそれを追いかけて、何度も歯を立てられる。
そのたびに私は体をびくびくと揺らし、抑えきれない声を漏らす。
はしたない。いやらしい。恥ずかしい。苦しい。
だけどひたすら、私は彼を求めている。