王様とうさぎさん
「ねえねえ、潮。
 私の眼鏡姿ってどう思う?」

 潮は一瞬止まり、

「うーん。
 まあ、イケてはないかな」
と言う。

 うう……。

「いや、可愛いよ、ぶさ猫みたいで」

 女の友人ってのは、なんでこうも手厳しいんだろうな。

 まあ、真実を突いてくれるから、ありがたくもあるのだが。

 真人に訊いたら、違う答えを返してきそうな気がした。

 女の友人の方が優しいときもあり、その逆もあり。

 だから、つい、いいとこ取りで、優しい意見を言ってくれる方に訊いてしまうのだが、今日は敢えて、一番手厳しい潮に訊いてみた。

 自分ではわからない、本当のところが知りたかったからだ。

「なになになにっ」
と潮はロッカーを派手に閉め、興味津々で訊いてくる。

「卯崎さんは可愛いって言ってくれたの?
 なんで卯崎さんに眼鏡姿とか見せてんの?

 っていうか、夕べ、卯崎さんと一緒だったの?」

「声がでかいって」
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