王様とうさぎさん
 式場は?

 あ、家か。

 招待客は?

 呼ばなくても、いつでも来そうだな。

 親は?

 早く嫁に行けと言っていたな。

 職場は?

 特に問題ないかな。

 ああ、断る理由がないっ。

 允さんを本当に好きなのか、どうなのか。

 そこしか問題がないっ!

「結婚しちゃえばいいじゃないの」

 見ると、腕を組んだ清香が、一緒に壁にすがって立っていた。

「は?」

「いいじゃないの。

 今、殺人事件になるかと思って焦ったけど。

 貴方、允さん、殺さなかったじゃない。

 好きなのよ」
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