画家の瞳は何をみる?
悠里が麻琴を毛嫌いしている理由。
それはこの部署を作るように総監に頼み込んだのが、彼女だからだ。
そして悠里を捜査一課からこの部署に追いやったのもまた……。
「今日ここに来たのは、事件を解決してほしいからなの。」
麻琴は悠里の言葉など気にする様子もなく、二人に資料を渡して話始めた。
「またゴミですか」
資料を受け取りながら、悠里はボソッと呟く。
だが、麻琴は首を横に振った。
「ゴミなんかじゃ無いわ。卑劣な傷害事件よ」
そう言った麻琴の真剣な瞳に、悠里は資料に視線を落とした。