ドナリィンの恋
今なお盛んに打ち上がる花火。しばらく花火を見ていた麻貴の頭が傾き、やがてゆっくりとジョンの胸にあてられた。ジョンは膝においた自分の手の甲に、冷たいひと雫を感じた。
マカティ・シティのジョンの会社のロビーに、ドナと佑麻、そして麻貴がいた。ドナと佑麻はジョンに先日のお礼を言いに来たのだが、佑麻にせがまれて、麻貴はそれのお付き合いでやってきた。久しぶりの都市部へのお出かけとあって、ドナはスカート、佑麻は白いワイシャツとスラックスという出で立ちで来たが、麻貴は相変わらず軽快なデニムパンツ姿だ。
「ねえ、麻貴。ジョンの会社ってすごいな。何の会社なんだ?」
佑麻が、豪華なロビーを見回しながら言った。
「ジョリービーっていうお店をやっているらしいんだけど…。」
麻貴の返事にドナが割って入る。
「この会社は、ジョリビー・フード・コーポレーションといって、ジョリービーというフィリピンで最大のファーストフードチェーン店を運営しているの。国内では約1300店舗、外国にも約170店舗あるのよ。あの世界のマクドナルドでさえも、この国では2番手なのは驚きでしょ。それに、ジョリービーの他にも、ピザのGreenwich(グリーンウィッチ)、中華料理のChowking(チャウキング)、ケーキ専門店のRed Ribbon(レッドリボン)、焼き鳥のMang Inasal(マン・イナサル)、それにフィリピンでのDelifrance(デリフランス/ベーカリー)のフランチャイズも運営していて、数えきれないくらいの店舗があるのよ。」
「へー、すごいな。…で麻貴、ジョンは、この会社で何やってるの?」
「日本で言う取締役マーケティング室長ってところかしら。彼のお父さんがCEOで、おじいさんが会社の創立者よ。」
「そんなすごい人たちとどうやってお友達になったんですか?」
ドナの問いに麻貴は言葉を濁す。
「まあ、いろいろあって…。ところで、なんでジョリービーという名前にしたか知ってる?」
麻貴のクイズの答えを聞かぬうちに、秘書がドナ達を呼びに来た。
マカティ・シティのジョンの会社のロビーに、ドナと佑麻、そして麻貴がいた。ドナと佑麻はジョンに先日のお礼を言いに来たのだが、佑麻にせがまれて、麻貴はそれのお付き合いでやってきた。久しぶりの都市部へのお出かけとあって、ドナはスカート、佑麻は白いワイシャツとスラックスという出で立ちで来たが、麻貴は相変わらず軽快なデニムパンツ姿だ。
「ねえ、麻貴。ジョンの会社ってすごいな。何の会社なんだ?」
佑麻が、豪華なロビーを見回しながら言った。
「ジョリービーっていうお店をやっているらしいんだけど…。」
麻貴の返事にドナが割って入る。
「この会社は、ジョリビー・フード・コーポレーションといって、ジョリービーというフィリピンで最大のファーストフードチェーン店を運営しているの。国内では約1300店舗、外国にも約170店舗あるのよ。あの世界のマクドナルドでさえも、この国では2番手なのは驚きでしょ。それに、ジョリービーの他にも、ピザのGreenwich(グリーンウィッチ)、中華料理のChowking(チャウキング)、ケーキ専門店のRed Ribbon(レッドリボン)、焼き鳥のMang Inasal(マン・イナサル)、それにフィリピンでのDelifrance(デリフランス/ベーカリー)のフランチャイズも運営していて、数えきれないくらいの店舗があるのよ。」
「へー、すごいな。…で麻貴、ジョンは、この会社で何やってるの?」
「日本で言う取締役マーケティング室長ってところかしら。彼のお父さんがCEOで、おじいさんが会社の創立者よ。」
「そんなすごい人たちとどうやってお友達になったんですか?」
ドナの問いに麻貴は言葉を濁す。
「まあ、いろいろあって…。ところで、なんでジョリービーという名前にしたか知ってる?」
麻貴のクイズの答えを聞かぬうちに、秘書がドナ達を呼びに来た。