臆病な私でも恋はできるのか。
止められていた髪飾りやピンを外してもらう間、手が触れるのにドキドキして待っていると、
「耳真っ赤だ…」
とぼそっと言われ、ばれたのがはずかしくて体が熱くなるのがわかる。
「かわいい」
遠くに聞こえていた声がぐっと近づき驚く私。
そのまま手が回り込んできて彰人くんのほうに抱き寄せられた。
「今日は二人っきりの時間が少なかったから」
「ええ?」
「いいでしょ?」
吐息交じりの甘い声でそう聞く彰人くん。
こんな雰囲気でそう言われてしまったら頷くしかないよね。