臆病な私でも恋はできるのか。
ぶつぶつと文句を言いながらも買い出しに行ってくれる鷺草さん。
なんだか怖いけれど、良い人なのだろうなとは思う…少し。
「ところで、お二人さん?」
何をしようかと辺りをきょろきょろとしていたところで雪柳さんに声をかけられた。
「ちょっと様子がおかしくありません?」
さっきまでの軽い調子から一転しなんだか真剣な顔をしている雪柳さん。
「彰人!」
少しぴくっと動く柊くんが入っている私の身体。
それに対し私はびくともしない。
慌てて返事をしようとしたのだけれど…
「ねえ、やっぱり可笑しいよね?」
「いや、あの…」
もしかして気づいてる?
「二人とも!もしかして!入れ替わってるでしょ!」
きっ気づいてくれていた!?