Doll girl
ガチャンとあいて、のっそり入ってきた男。
「あ……。服脱がせたのは俺だが…裸なんか見てねぇからな…」
『わかった…』
「その服やっぱり大きいな…」
『はぁ…』
「お前貧血だったんだからな」
『そ』
「…」
『…』
まず、この男は誰なんだ…。
『気まずいのはわかる。だが、私もしんどいから連れて行って…』
早くしないとまた貧血になる。
男は私の腰を引き寄せ、隣を歩いた。
この男の手が暖かくて…私はちょっぴり怖かった。
部屋をでて、ある部屋に出た。
そこには男が4人いた。
私を見ている。
「その子が助けた子なん?」
「あぁ…」
気まずい…。
『……』
「名前なんだ…てめぇ」
『…』
一番ヤンキーっぽいのが話しかけに来た。