world
李「俺に関係あんの?」
李羽はそう言った途端、奏太の顔色が変わった。
奏「心配じゃないの?仲間じゃん!?」
李「…俺さ。…ずっと考えてたんだけど、お前等の何?…何でもないよな」
奏「…っ!」
李「じゃ…帰る」
バタンと閉じた扉は、李羽と零、奏太の仲を隔ててしまったように彼らは感じた。
零「…」
奏「はぁ…」
二人は今頃気づいた。
そうだ。関係ないじゃん…
ただ、零の兄が秀だから
秀の彼女が李羽だから
秀の最後の言葉でここに来たのだから…
そんな偶然の重なり合いで人は新たな出会いをうむ。
奏「はぁ…」
零「奏太、…どっちも手に入れよう」
奏太は零をみた。
色素の薄い金色の髪、灰色の瞳。
その目は本気だった。
奏「そぅだねぇー!!じゃ…まず、明久からー!!」
奏太はいつも道理のテンションで、言った。