俺様常務の甘い策略
私は何も逆らわずにベッドにおとなしく入った。

温かいベッドの中で触れ合う身体。

颯介が私に顔を近づけて私と目を合わせると、優しく口づけた。

私は逃げずにそのキスを受け入れる。私も……颯介のキスを望んでた。

温かいその唇に溺れてしまいたくなる。

ずっとこのまま時間が止まれば良いのに……。ずっとこのまま……。

「大丈夫。怖くない。俺がいれば悪夢も見ないよ」

そう言って颯介が私の髪を撫でて魔法をかける。

私は手を伸ばしてこいつに抱き付いた。

颯介に触れていたかった。触れることで……一人じゃないって安心したかった。

「……颯介」

「ん?」

「……颯介って温かい」

身体も……心も温かい。こいつの腕の中にいると不思議と落ち着く。

「そう?だったら、毎日ここで寝れば?」

優しい口調で提案する颯介の言葉に、私は素直に「うん」とは言わなかった。
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