俺様常務の甘い策略
☆
翌朝、沙羅と車に乗り込もうとすると、涼太に呼び止められた。
「おい、これやるよ」
涼太が白い紙袋を俺に手渡して、耳打ちした。
「沙羅には見せるなよ」
チラリと紙袋の中を見れば、それは文庫本で……。
ああ、有栖川尊の本。
「わかった。嬉しいよ」
涼太の言葉ににっこり笑って頷く。
俺にこの本をくれるということは、少しは俺の事を認めてくれたのだろうか?
「昨日はよくもあんな事してくれたわね!」
沙羅があいつに近付いて涼太のみぞおちに一発ぶち込む。
それを目の当たりにした俺は、思わず吹き出してしまった。
お見事。
涼太は痛みをこらえながら、身を屈める。
俺のも昨日二発食らってるし、かなり痛いだろうな、あれは。
翌朝、沙羅と車に乗り込もうとすると、涼太に呼び止められた。
「おい、これやるよ」
涼太が白い紙袋を俺に手渡して、耳打ちした。
「沙羅には見せるなよ」
チラリと紙袋の中を見れば、それは文庫本で……。
ああ、有栖川尊の本。
「わかった。嬉しいよ」
涼太の言葉ににっこり笑って頷く。
俺にこの本をくれるということは、少しは俺の事を認めてくれたのだろうか?
「昨日はよくもあんな事してくれたわね!」
沙羅があいつに近付いて涼太のみぞおちに一発ぶち込む。
それを目の当たりにした俺は、思わず吹き出してしまった。
お見事。
涼太は痛みをこらえながら、身を屈める。
俺のも昨日二発食らってるし、かなり痛いだろうな、あれは。