期間婚〜彼と私の微糖な関係〜

そう感じると自然に顔が緩む。

ちょっとからかってやりたい気分にもなる。

「ねえ、千洋さん」

どんな風にからかってやろうかワクワクしながら声をかけると

振り向いた彼が突然

「キスしようか?」

って…。

固まる私。

は?

どしたの突然。

そんなきっかけなかったでしょ。

そう言ったあと、ゆっくり近づく若社長の顔。


「ちょっと待って!からかうにもほどがあるでしょ⁈」

「からかってないよ?」

「だから私、キスはしたことがなくて…っ」

「だからちょこちゃんの初めてのキス、僕にちょうだい。」

返事を返す間もなく重なる唇。

驚きのあまり

身動きすらとれなかった。

それを良いことに

彼の舌が絡まる。


初めてのキスは突然で

しかも大人なキスで

少しだけお酒の匂いがした。

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