期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
中でも前社長が特に気に入っていたのはブルーベリーののったレアチーズケーキ。
「これを4つと…珈琲ゼリーを4つお願いします。」
「かしこまりました。以上でよろしいですね。」
頷いたものの、ふと視界に入った色とりどりのマカロン。
「すいません、別の袋にマカロン1種類を1つずつおねがいします。」
受け取ったマカロンは自分のバックに忍ばせて
車に戻る。
「けっこう早かったね。」
「買う物はもう決まってたから」
病院の駐車場に着くと
不意に若社長の表情がキリッと引き締まる。
父親に会うというのに、まるで仕事のようだ。と私はなんとなく感じた。
言葉数も少なくなり前社長の入院する個室に着いた頃には
若社長は私の知ってる千洋さんから
若社長のスイッチに切り替わっていた。