期間婚〜彼と私の微糖な関係〜

「千洋…今日はお前の婚約者に会わせてもらえるんじゃなかったのかな…?」

話し方の雰囲気がどことなく若社長に似ていて

やっぱり2人は親子なんだなと感じてしまった。

「お父さん、こちらが僕の大切な女性です。

千代子、前においで」

若社長の言葉に従い、彼の隣に並んでもう一度頭を下げる。

「千洋さんとお付き合いをさせていただいております千代子です。」


「そうか…君がそうだったのか」

前社長は微笑み、何度も頷く。


「千洋のどんな所を好いてくれてるんだね…?」

不意にそんな質問をされて言葉に詰まる。


どんな所?

それに対して答えることに正解はあるのだろうか…?

まるで面接を受けてるような気分だ。


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