期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
少し悩んでいると「なんだ?何もないのかね?」
少しガッカリしたように呟いたから
私は慌てて「好きな所がありすぎて…絞り込むのが難しいです」と答えていた。
その答えに満足したのか、前社長は安心したように「そうか、そうか」と笑った。
「社長、つまらないものですがお土産です」
王子のケーキの箱をテーブルに乗せると
途端に前社長の瞳がきらきらと輝いた。
「私はここのケーキが大好きなんだ。
覚えててくれたのかね。」
「勿論です。社長の好きなブルーベリーの乗ったレアチーズケーキです。」
「有難い有難い!」
前社長が目を輝かせて子供のように喜ぶから
思わず若社長と目で笑いあった。